登場人物紹介
日向 夏彦
ひゅうがなつひこ。一人称:俺。正義の味方が登場するさい、注目を集めるため使用する爆弾で両親を失う不幸な少年。二人が残した和風の屋敷に住みながら爆弾を作る日々。
爆発の責任を「実験中の事故」と言うことで逃れさせてもらうかわりに、『正義の者協会』の研究者となる。ただ、自己責任のために自宅地下を基地として改装されてしまう等、不幸は続く。研究者としてはそれなりに優秀で、今までの爆弾開発も表立った研究材料の確保ができていなかったこともあり、低コスト、高損害の兵器開発に成功している。
北の国出身の母と正義の者協会員だった父がいる。おそらく、現在住んでいる屋敷は父方祖父母のものだったようだ。
栗木 朴
くりきぼく。一人称:ぼく。コードネーム:マロングラッセ。正義の者協会所属、一応正義の者候補。
あほのこ、だが、力は強い。典型的な肉体派。
鼻がよく利くため、すごい臭いの香水と剣道の面が苦手(だから剣道は得意じゃない)。口をぽかんと開けているのは口呼吸のせい。…けっしてあほのこアピールではない。断じてない。
第二幕:日向夏製作の爆弾によって、まさかの超人である事が判明した。現在は日向夏の見張り役、でもあり、仲のよい友人(?)でもある。正義の味方になる能力に足る力があるのに、未だ候補でしかないのは、考える必殺技がおぞましいことに原因があるようだが、本人は特に気にしていないし考えてもいない。脳みそが驚くほどツルンとしている。
日向夏がテロリストを匿っている可能性があると疑われている事を知るが、クリキはそれを信じられずにいる。暫くの修行の後、新しい遠距離技をひらめいた。やったね!
ホールトマト
なんだかマッチョな山の手支部隊長。日向夏は彼が筋肉を持て余していると考えている。意外にも常識人。だがネーミングセンスはない。
実はホールトマト(二代目)であり、先代がいる。頭のペケマークが彼の力を増幅させるシンボルで、日向夏の父まことが制作した。ヒーローとして活躍する前は栗ごはんにいろいろ教えられていた……らしい。栗木は彼を「タイチョー」と呼ぶ。
栗ごはんとまこと、二人と親交があったが、日向夏とクリキの二人は分け隔てなく観察している。
栗木 獏
コードネーム:栗ごはん。正義の者協会では幹部クラスの偉い人。
クソが付く真面目で協会の事を第一に考えているワーカホリック。普段はアメリカの支部にいる。息子の事は大事に思っているがうまく表せない。
ちなみに、栗ご飯は特別好きなわけではないが、コードネームが「栗ごはん」になったのは、初代ホールトマトのネーミングセンスが悪かったようだ。日向夏に対するテロ容疑の疑いは晴れていない。
日向 まこと
日向夏の父。息子のことは「なっちゃん」と呼んでいたようだ。
栗ごはんとはあまりウマが合わなかった様子。科学者らしく、ホールトマトが付けている奇妙なペケマークは彼が作った。日和見主義の事なかれ主義。家族にとっては良い父だった。
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